「四方よし」
日本三大商人に近江商人というのがあります。近江の千両天秤とも言われて、天秤棒一本から財を築いた豪商と言い伝えられています。
その近江商人の経営哲学に「三方よし」という言葉があります。
「売り手によし、買い手によし、そして世間によし」という考え方です。
正にビジネスとは何かを考えるとき、この精神を置き去りにしては語れないと思います。
私はここにもう一つ「未来によし」を加えたいと思います。
つまり、会社とは未来へその責任を受け継いで行くものであり、関わる全ての人々が幸福になれる事が目標で無ければなりません。幸福という目標を目指す過程に、良いサービスや商品を提供する喜び、人と人との繋がりを尊ぶ心、関わる人との感動を分かち合う時間、そして一人一人が研鑽を積み上げ、健全な精神で満たされ、金銭的にも豊かである事、そういうもの一つ一つが同時について来なければならないと思います。
これらを満たすきっかけとなるものが、四方向に放たれた「四方よし」の精神であると信じて、会社の経営理念と致します。