＜パリ五輪＞
7月26日よりパリオリンピックが開幕しました。そして香港人選手で最初の金メダルを獲得したのは女子エペ個人の江旻憓（ビビアン・コン）さんでした。香港では史上3人目の金メダルとなります。香港ジョッキークラブからは選手に激励金として600万香港ドルが贈られることになりました。今回のオリンピックには香港代表団として35人の選手が選ばれています。競技はフェンシング、陸上、自転車、バトミントン、柔道、体操、競泳、卓球、テコンドー、トライアスロン、ローイング、セーリングに出場します。大都会で人口わずか約700万人の香港から輩出された精鋭たちには香港を背負って頑張って欲しいですね。
＜香港漫画節＞
香港では一年を通して様々な展示会、エキスポが行われていますが、中でも特に若者を中心に人気のある「香港漫電玩節（ACGHK）」が7月26日～30日の期間、湾仔のコンベンション＆エキシビジョンセンターで開催されました。香港最大級のアニメ、ゲーム、漫画の祭典で、バイヤー向けのエキスポとは異なり香港の若者が多く訪れます。今年はコスプレイヤーには登録料20ドルが必要となり、また1日あたり2500人までの入場制限も設けられました。また、撮影する方はパス80ドルを購入する必要があり、一日300人までに入場が制限されました。
＜ドラえもん＞
現在開催中の藤子・F・不二雄の生誕90周年を記念した「100％ドラえもん＆フレンズ」に合わせて、この時期は香港のあちこちでドラえもんを見ることができます。サムスンは、新製品Galaxy Z Flip 6とドラえもんとのコラボモデルを発売すると発表しました。価格は10,698香港ドル、12GBのRAMと512GBのストレージ搭載モデルが用意されています。通常版のGalaxy Z Flip 6は日本でも7月31日より販売されますが、ドラえもんコラボモデルは香港のみの限定発売です。そして7月20日には2回目となるドローンショーも行われました。1回目は今回のイベントに先立って5月25日に行われ、今回が2回目でしたが、当日は好天に恵まれ、夜空に浮かぶカラフルなドラえもんたちに観客は大盛り上がりでした。
＜香港のビーチスポット＞
香港も夏本番、毎日暑くて外出も辛い時期です。香港にはお盆休みのような大型連休はありませんが、学校が9月まで夏休みなので、多くの家族連れは海外旅行に出掛けたり、香港で郊外に出掛けたりします。そして夏はやはりビーチが外せません。香港は大都市でありながら海に囲まれており、郊外には水質の良いビーチがたくさんあります。
香港島：浅水湾（レパルスベイビーチ）
観光客にも人気のレパルスベイビーチ（浅水湾泳灘/Repulse Bay Beach）は、もはや定番です。香港島の南部にあり、セントラルからバスや車を利用しわずか30分ほどでアクセスできます。高層マンションとホテルの「ザ・レパルスベイ」は真ん中に大きく穴が開いていて、龍脈（エネルギーの流れ）を海に通すための風水的発想からきています。高級住宅街であるため落ち着いた街並みでありながら、ショッピングセンターにはレストランやショップもあり、ビーチで遊んだ後は夕日を眺めながら食事するなど一日を過ごすにはぴったりです。
香港島：スタンレービーチ（赤柱正灘泳灘/Stanley Main Beach）
レパルスベイから少し隣にあるスタンレーにもビーチがあります。ここはドラゴンボートレースが開催されることでも有名です。スタンレーマーケットを抜けて海沿いにはレストラン、カフェ、ショップが立ち並んでいてビーチ以外の楽しみもたくさんあります。
香港島：石澳海灘（Shek O Beach）
俗称「香港島の裏庭」と呼ばれているこのビーチは、観光客に人気のレパルスベイやスタンレーに対して香港人に人気のビーチです。バーベキューをする場所としても定評があり、泳いだ後はバーベキューを楽しむこともできます。
新界東エリア：清水湾（Clear Water Bay）
西貢にあるビーチは清水湾（Clear Water Bay）がお勧めです。郊外にあるため水質は非常に良好で、水の透明度が高く、砂浜もサラサラで美しいビーチです。カヤックやシュノーケリングを楽しむこともできます。アクセスはMTR彩虹から91番のバス乗車、清水湾バスターミナル下車で、観光客には少し遠いかもしれませんが美しい海が見られます。
新界西エリア：黄金泳灘（Golden Beach）
変わった形のゴールドコーストホテルの傍にあるビーチで、子供たちを遊ばせるにはぴったりのビーチです。休日になると家族連れや、出稼ぎのメイドさんがピクニックをしてビーチでのんびりしている姿が見れられます。
ランタオ島：長沙泳灘（Cheung Sha Beach）
香港のベストビーチのランキングには必ず名前が上がる美しいビーチです。上長沙泳灘（Upper Cheung Sha Beach）と、下長沙泳灘（Lower Cheung Sha Beach）の2つに分かれており、全長3㎞の長い黄金色の砂浜が続いています。サーフィンやカヤックなどマリンスポーツを楽しみたい人にお勧めです。
ビーチはいずれも郊外に位置していますが、香港は環境が整備されているため、どこのビーチでも更衣室、トイレ、シャワーは完備されています。たいていは近くに地元の人が経営する雑貨店や飲食店があるので、浮輪やビーチサンダルを購入したり、食事をしたり飲み物やおやつを買ったり、一通りのものは現地で調達することができます。少し足を延ばして遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
